やよい3月。昨日で、フリーランスになって17年目がスタートしました。
「自分でやりなさい!」と、会社をほっぽり出された25歳。
四条通りを歩きながら、「どーしよー!(涙)」と親に電話したものの、
「えーっ?!」と、心配する母の声をよそに、父がひと言。
「お前らの世界は、実力の世界だろ。」
「・・・・・・。」
あ、そっか!伸びるも伸びないも、自分の実力を試せるのか!!
と、妙に納得。前向きになって、電話を切ったのを覚えています。
会社の奥さんからも「吉田さんは大丈夫。」と言われていましたが、
「く〜っ!人ごとだと思って〜!」と思いながら、16年。
色んな人に支えてもらいながら、なんとか大丈夫でした(^^)

デザイン事務所時代の仕事。
挿絵を描いたら「田舎くさい!」と言われ、何度か書き直した覚えがあります。
数珠屋のお仕事が多かったので、パンフレットの企画から全てやっていました。
でも、もし、娘や息子が同じような状況になったら、父みたいに言えるかなー。
やっぱり、先に心配してしまう。
でも本当の優しさって、こういうことなんでしょう。
心配することって簡単。
前向きな言葉を探す方が、なんとも難しい。
自分も親になって、改めて感じた、父の器の大きさでした。
ここ2、3年は、PCに向かいっぱなしのデザインの仕事が「しんどいなー。」と感じていましたが、大原野に場所ができたこと、シェアアトリエを離れ、一人で仕事に向かえたことで、じっくり制作に取り組めるようになり、「デザインが楽しい!」と、また思えるようになりました。
そして、昨年からずーっと制作していた、
(携帯サイトの公開は、3月半ばです)

台風の最中、娘と制作したタマゴのオブジェも掲載されています。
お仕事があることに感謝して、今年は長年、
自分のアタマの中に置きっぱなしのアイデアに、
ちょっとずつチャレンジして行こうと思います。